保育園で噛まれたあとがかわいそう…。
なかなか消えない歯型の傷跡を見ると切なくなります。
何度も噛みつきが続くと、ちゃんと見てくれているのか心配になりますよね!
そもそも、なぜ先生は何度も噛みつきを防げないのか知りたい!
そこで今回は、
- 噛みつきが何度もある原因
- どんな子が保育園で噛まれるのか
- 保育園で噛まれたときの対処
- 何度も保育園で噛まれるのときの対応
保育園で何度も噛みつきがあるのはなぜか、噛まれる子の特徴や噛まれたあとの対処法を紹介します!
正しい対処法で、わだかまりなくトラブルを解決しましょう♪
なぜ保育園で何度も噛まれるのか
保育園でよくある噛みつきは、こんな原因が多いです。
- 発語が未熟
- 歯の生え始めで歯茎がかゆい
- 気持ちが不安定
噛みつきは、とくに自我がめばえてくるころによくみられます。
「ただ目の前にいたから」なんてささいな理由で噛みつくことも!
噛みつきトラブルは、0歳児の後半から2歳ごろによくあります。
とくに1歳児クラスはピークで、当時その学年の受け持ったときは毎日神経がすり減りぐったりでした。
私の保育園でも、防いだものをふくめて噛んだ・噛まれたが毎日10回くらいは噛みつきがおこっていました。
このころは、ほとんどの子が一度は経験するでしょう。
基本的に、噛みつきは3歳ごろには落ちついてきますが、まれに年長になってもとっさに噛みついてしまうことも。
保育士は準備や片づけなどがあり、いつも全員がクラスにいるわけではありません。
そして、噛みつきはクラスに一人だけじゃないんです。
噛みつきは予告なく瞬発的にあちこちで起こります。
そのため急いで噛みつきの止めに入っても、間にあわないことが多いんです。
保育士が不足していることが原因での全てではありません。
あの手この手でもなかなか防ぎきれないため、日々対策をねっているんですよね。
保育園でどんな子が何度も噛まれるのか
私の保育園では、よく噛みつく子やよく噛まれる子には共通点がありました。
いつも保育園で噛まれる子はこんな特徴です。
- 友だちの輪にぐいぐい入っていく
- 人のものを欲しがったり取る
- おせっかい
活発で、いきなりせまい輪の中にぐいぐい入っていく子はよく噛まれていました。
ほかにもよくあるのが、友だちが持っているものにさわって噛まれる子。
お世話やきさんのおんなの子もよく噛まれていましたね。
手伝っているつもりが「ぼくの持ち物を勝手に持って行った!」とかんちがいから噛まれてしまうケースです。
お子さんが噛みつきのトラブルに巻きこまれないためにも、以上のようなシーンを見かけたら間に入ってあげましょう。
お世話をすることは、とてもすてきな成長の一つです。
しかし、それがいやな子もいることや、友だちの持ちものを勝手にさわらないことを教えてあげるのも大事ですね。
わが子が噛まれないように家庭でも、友だちとの距離感や気持ちなど大事なことを伝えていけるといいでしょう☆
今は噛まれることが多いかもしれません。
しかし、成長の過程で次は自分の子どもが噛みつきをするかもしれません。
乳児期は急激な成長が見られるので、あまり思いつめすぎないことが大事です。
トラブルがおきたときに、スムーズに対応できるよう保育園やママ友など、まわりと情報共有をしておくといいですね☆
保育園で噛まれたときの対処法
噛みつきは、早めに正しい対処をすれば傷が消えることもあります。
保育園や他の保護者と、大きなわだかまりができないよう噛まれたあとの対処をチェックしておきましょう♪
ケガの処置
噛まれた直後は、流水で冷やすのが一番効果的です。
もんだりすると赤みが悪化してしまうので、絶対にやめましょう。
氷のうで冷やす場合も直接素肌に当たらないよう、ガーゼなどをはさんだほうがいいですね。
傷になってるときは消毒をしたり、ひどいときは病院に受診すると軟膏などもらえると思います。
子どもの心のケア
もしも噛まれて傷跡が残っていたら心配ですが、いつまでも「いたいの?大丈夫?」と引きずるのはよくないです。
子どもが痛みをうったえてきたら共感するくらいで様子をみましょう。
そして、だれに噛まれたのかを聞きだすのは絶対にNGです。
ぎゃくに、噛まれてしまった子になにかしらの原因があったら、次はどうしたらいいのか伝えていけるといいですね☆
たとえば、おもちゃの取り合いが原因ならおうちでも「かして」や「まっててね」などのやりとりを教えてあげてほしいです。
まだ言葉が未熟な乳児期。
気持ちの代弁と、次はどうしたらいいのかを伝えることで噛みつきトラブルを防ぐきっかけになるでしょう。
保育園で何度も噛まれたときどうする?
何度も保育園で噛まれてしまうと、不安から保育園が信じられなくなりますよね。
噛みつきが続くと、いったいどんな対策してるのか怒鳴りこみたくなる気持ち、よくわかります。
では、保育園は噛みつきにどんな対応をしているのでしょうか?
私の個人的な意見は、噛みつきは子どもや保護者の責任ではないとおもっています。
トラブルを防ぐことができなかった、保育園に責任をもち、すべての対処に入るべきです。
保育園は、大切なお子さんを責任もってあずかっています。
登園してきたときとおなじように、ケガもなく元気に帰ってもらいたいです。
しかし、噛みつきの保護者対応は園によってちがいます。
対応は、こんな感じが多いです。
- 乳児のときは噛んだ子のおうちには報告しない
- 噛んだ跡がなければ報告しない
- 直接噛んだ子の保護者から謝罪の連絡をしてもらう
保育園の噛みつきトラブルで、もやもやしないためにも入園時に保育園の噛みつき後の対応について確認しておきましょう。
保育園で何度も噛まれてるのに向こうの親が知らなかったり、何も言ってこないともやもやしますよね。
しかし、保育園が噛んだ子の保護者には話さない方針とわかっているなら従うしかありません。
「いつも噛む子は同じなの?」「こっちは誰が噛んだか知っているのに!」なんてやるせない気持ちもあるでしょう。
しかし、相手の親がかならずしも常識がある人とはかぎりません。
ぎゃくに「先生は伝えてないけどお宅の子どものせいでうちだって!」と逆上されて大きなトラブルにならないようにしましょう。
保護者に直接話さないのは、そういったトラブルを避けるためでもあるのです。
なので、保護者に直接文句を言うのではなく、相談は保育園にするのがベストです。
まずは、クラスの受け持ち、それでもだめなら主任、園長。
とにかく、毎日噛みつかれないようにクラスをグループ分けしてもらったり、できるだけそばにいてもらうなど、お願いしてもいいかもしれませんね。
それでも、方針が合わなかったり、きちんと対策をしてくれない。
何をしても毎日のように噛まれて辛いなら、転園を考えてもいいかもしれませんね。
保育園で噛みつきが何度も!噛む子噛まれる子の特徴や対処法のまとめ
噛みつきは一過性のものですが、毎日のように続くと心が痛みますよね。
しかし、これから長く通う保育園です。
上手にトラブルを避けながら、お子さんを守ってあげてくださいね♪
今回は、
- 言葉がでないときや歯がゆかったり不安定なときに噛みつく
- ぐいぐい輪に入る子やおせっかいな子がよく噛まれる
- ケガの処置や心のケアは迅速に
- クラスを分けたり担当性など対策してもらう
なぜ何度も保育園で噛まれるのか、その理由やその後の対処法を紹介しました!
しっかり保育園と連携とりながら、思いつめすぎず乗り越えていきましょう(^^)