保育園のお昼寝でなかなか寝ない子ってどこのクラスにもいますよね。
子守歌をうたっても、だっこをしても何をしても寝ない。
そのうち、ほかの子を起こしてしまうなんてことも。
できれば、みんなと一緒に寝てスッキリと午後を過ごしてほしいですよね☆
そこで今回は、保育園のお昼寝で寝ない子の対応や原因と寝かしつけのコツを紹介します!
元保育士が、いろいろなパターンに合わせやってきた寝かしつけの方法です。
ぜひ、参考にやってみてくださいね♪
保育園のお昼寝で寝ない子の対応
保育園のお昼寝で寝ない子はクラスに毎年2人~3人はいます。
お昼寝でなかなか寝つけない子、寝ても早くおきてしまう子、途中で何度も起きてしまう子。
静かに待っていられる子だと、そのまま横になって体を休ませることもあります。
しかし、小さな子だとなかなかそうはいかず、隣の子にちょっかいをだしたり、大きな声でみんなを起こしてしまうトラブルも。
私が勤めていた保育園では、子どもたちが安心して眠れるようにお昼寝はこんな感じにしていました。
- ちょうどいい明るさにする
- 優しいオルゴールをかける
みんなが寝つくとカーテンを少し開けます。
真っ暗だと、熟睡しすぎて起きるのがつらくなるからです。
入眠のときには優しいオルゴールの曲を小さな音で流してリラックスさせています。
寝付いたら、家庭と同じような環境で寝られるように音楽は消していました。
小さな学年は寝つくまで抱っこや添い寝をしたり、子守歌でコテっと寝ちゃうのがかわいいですよね☆
高学年には、素話や体をトントンしてあげたり、時間はかかりますが、みなさんんこんな感じで寝かしつけをされているのではないでしょうか。
寝かしつけにはいろいろな対応がありますが、寝ない子は何をしてもなかなか寝ないんです!
私も新人のころは、必死に歌をうたい気がついたら1時間熱唱していました(笑)
そんな子には足を温めてあげたり、目元まわりを軽くマッサージしてあげていましたよ☆
加配が必要で周りが気になってしまう子には段ボールで囲いを作ったり、ヘッドフォンで周りからの音を遮断してあげることも。
無理に寝かせる必要はありませんが、静かに体を休める環境を作ってあげる対応は必要ですね♪
保育園のお昼寝でどうして寝ないの?
保育園のお昼寝で眠れないのには、その子なりの理由があるんですよね。
私が保育をしていて感じたポイントは以下になります。
- 遅寝&遅起き
- 体力がある
- 興奮している
- 緊張している
- 不安になっている
大きくなってきて1番あるパターンは、夜寝るのが遅くなりそのせいで朝起きられずに遅くなってしまうケースです。
しかし、お昼寝で寝ちゃうとさらに夜眠れないなんて悪循環もあり、むずかしいところ。
基本的に体力が人1倍あって、お昼寝の時もまだまだ目がさえている子もいます。
ほかにも、発達障害のあるお子さんでお昼寝の時間に興奮してしまうこともありますね。
お昼寝の前の絵本の読み聞かせなどで気分が高くなったり、小さな明りやすきま風、ささいなことが気になってなかなか眠れなくなってしまうんです。
あとは、暗かったりなれない環境で緊張や不安になってしまうパターン。
どういう状況なのかしっかり子どもの様子を見て、その状況にあった対応が必要になります。
普段の保育でも、子どもがどんなことで喜んだり、こまっていることはないか見きわめられるといいですね♪
保育園のお昼寝で寝ない子の寝かしつけのコツ
お昼寝の時間寝ない子は外で思い切り遊んだり、お散歩をして体力を使うことが基本です。
午前中の外で明るい陽射しを浴びるとスムーズな睡眠につながります☆
乳児さんだと自分で不快な気持ちを伝えられないので、おむつが濡れていないかな?汗をかいていないかな?と気づけるようにしましょう。
気分転換にウッドデッキに少し出て外気に当たるのもいいですね♪
ほかにも抱っこして部屋の中をうろうろ歩くのも有効です☆
背中スイッチのある赤ちゃんもいますよね。
赤ちゃんは心音を安らぎにして眠るので、抱っこで寝かしつけた場合胸は最後に離すと起きにくいですよ!
子どもは寝るときに安心するクセがある子が多いです。
耳や腕を触る子、指しゃぶりをする子、ぬいぐるみやガーゼが必要な子。
おうちではどんな感じで寝ているのか聞いてみるのも良いでしょう。
大きいクラスになると、ほとんどの子が寝ないこともあります。
無理強いせず、たまに早く起きて特別な活動をするのもいいかもしれませんね♪
保育園のお昼寝の必要性
先ほど、夜遅く寝て朝遅く起きるという子の話をしました。
そんなときに言われるのが「夜眠れなくなってしまうので保育園では昼寝をさせないでほしい」とのこと。
しかし、保育園のお昼寝は保育士指針にも書いてあるように子どもが成長するうえでとっても大切なことだと思います。
午前中たくさんの刺激を受けている子どもたち。
無理強いはせず、しっかり頭と体を休ませてあげることが大切です☆
体と頭を休ませるだけでも、午後はスッキリと過ごせると思いますよ(^^)
「寝る子は育つ」と言いますが、義務的にならないように一人ひとりのペースを大事にできるといいですね♪
あまりに長期的に寝なくて心配なときは、家庭の環境などもあると思います。
なので、がんばりすぎず職員間で相談することも大事ですよ。
保育園のお昼寝で寝ない子の対応は?原因と寝かしつけのコツを紹介!まとめ
保育園でのお昼寝は子どもの成長にとっても大切なものです。
しかし、寝ない子も無理強いせず子どもがゆっくり過ごせる時間になるといいですよね♪
今回は、保育園のお昼寝で寝ない子の対応や、原因と寝かしつけのコツを紹介しました♪
一人ひとりの正解はちがいますが、目の前の子どもと向き合い正しい答えを見つけていってもらえたらうれしいです☆