最近何かと保育士の問題がニュースで騒がれていますよね!
元保育士として、こんな不適切な保育士がいたり・不適切な保育園があるなんてと悲しいです。
しかし、じっさいに現場で働いていたときぎょっとすることに出くわすことも。
自分の子どもを預けているときも「これってどうなの?」と疑問に思うことも。
そこで今回は、
- 不適切保育とは
- 不適切保育の具体例
- 不適切保育への対応
- 不適切保育の告発先
不適切保育の具体例は?やばい実態と対応の仕方・告発先を紹介します!
不適切保育とは
不適切保育とは、子どもや保護者の心身を傷つけるような保育のことを言います。
最近のニュースでは、バスに子どもを置き去りにしたり、暴力や暴言で傷つけるなど悲しいニュースばかりですよね。
まだ小さいから理解できていないと思って、ひどい言葉や態度をしているのは不適切です。
乱暴なんてもってのほか!
現場では、上司がそのような態度だったし、みんなもやっていたからだんだん感覚がマヒしていたなんてことも言っていましたよね。
マヒしていたからと言って不適切な保育はけっして許されることではないですよね!
不適切保育の具体例やばい実態
不適切保育は、実際私が保育士だったとき現場で見たり、友人の話を聞いて疑問に思うこともありました。
子どもを預けている保育園でも「それってちょっとイヤだな」と感じることも。
実際、私が感じた不適切保育の具体例を紹介します。
不適切な保育現場の具体例①顔や体へのお絵描き
ボールペンやホワイトボードマーカーで子どもの顔や手、体に絵をかく保育士がいました。
子どもがかいてと頼んだことがはじまりでしたが、保護者からしたらイヤな人も多いはず。
子どもはよろこんでいたのですが「このあと病院へ行くから」「肌が弱いからやめてほしい」との声がありました。
不適切な保育現場の具体例②寝かしつけ
寝かしつけのとき、トントンする力が強いのって微妙なところですよね。
布団たたきのように力強いのはどうなのかなと思います。
ほかにも、抱っこでゆらゆらがはげしすぎて、ゆさぶられ症候群になってしまうのでは?と心配なことも。
しかし、これはおうちでその子がそうやって眠っている場合はそのほうが安心して眠れることもあります。
不適切な保育現場の具体例③ほかの部屋
いけないことをしたとき、ほかの部屋に閉じ込めるのはもってのほかです。
しかし、現場ではほかの子がのぞいてきたり、まわりが気になって注意散漫になってしまいきちんと向き合えないことも。
余計にあばれたり泣いたりして、ほかの子に危害がでないよう、本人が気持ちを落ちつけるよう別のスペースに行くことがあります。
しかし、やり方によっては紙一重になってしまうので注意が必要です。
不適切な保育現場の具体例④いじわるな言葉
子どもに変なあだ名をつけるのもいじわるですよね。
普段おうちの人からの愛称として呼ばれていたり、自分が望んでいないはよくないと思います。
お弁当の日、保護者が作れなくてお弁当屋さんの市販のものだった子がいました。
そんなとき、ほかの保育士の「みんなはおうちの人に感謝だけど、君はお弁当屋さんに感謝しなきゃ」という一言が引っ掛かりました。
単純に受け止められず差別的に聞こえたのですが、保育士はだれが聞いても疑問に思わない声かけが大事だと思います。
不適切な保育現場の具体例⑤ケガの隠ぺい
保育園では噛みつきが頻発することがあります。
噛まれた子も噛んだ子も、保護者が悲しむ事案でできれば防ぎたいこと。
噛まれた歯形を消すために、ごしごし強くこすって歯形に見えないようにするのはよくないです。
不適切保育に気づいた対応
不適切保育に気づいたときどのように対応していいか、それぞれの立場によってちがうと思います。
どの立場の人もできるだけ、ぎくしゃくするのはさけたいところ。
では不適切保育に気づいたときどのように対応したらいいのでしょうか。
不適切保育に気づいた対応①保育者
不適切な保育に遭遇したとき保育者として大事なのは、まわりへの相談です。
しかし、みんなが同じ環境の中で感覚がマヒしてしまうということもあります。
ぎくしゃくして、これから働きにくくなってしまったらどうしようと思うことも。
それでも、不適切保育は容認してはいけないんです。
最近では、第三者評価というものがあり、保育者も匿名で声をあげることができます。
子どもたちを守れるのは大人しかいません。
不適切保育をしている園にいつまでもしばられる必要はないと思います。
勇気をもって、まわりに相談しましょう。
不適切な行動をしてしまうのは、保育士の仕事内容の負担が大きすぎるとも問題視されています。
保育士間だけでどうにかならないこともあるので、悩みや疑問を抱えこみすぎないようにしてくださいね!
不適切保育に気づいた対応②保護者
自分の子が人質にあっているようで、言いにくいなんてこともありますよね!
誰かに相談して、ばれたらひどい扱いを受けてしまうのではなんて悩んでいませんか?
私も、自分の子が保育園に行っているとき保育者が他の子の対応をしていたときにこれってどうなの?って感じることはたくさんありました。
悩んだのですが、自分の子がおなじような目にあったらいやだと思い、勇気を出して施設長に相談しました。
すると、施設長はすぐに保育士に確認してくれました。
本人はそんなつもりはなかったけどだんだんヒートアップしてしまったんだと。
改めて見直すきっかけになりましたと、気をつけてくださる話をしてくれました。
ときどききになったことを話すことで、保護者にいつも見られているという意識が持てるのでは。
と、あのとき勇気を出して言って良かったと、今は思っています。
不適切保育に気づいた対応③第三者
保育園周辺に住んでいると、お散歩している保育園児を見かけたりしませんか?
そんなとき、子どもたちはどんな感じでしょうか。
私は、前に横断歩道で乳児の頭をたたいている保育士を見かけたことがあります。
そのときは、どこの保育園かもわからず、ぎょっとしただけで何もできなかったことがあり今も気になっています。
散歩で一瞬見かけたときは判断がむずかしいですよね。
泣いている子をむりやり引っぱって歩かせているのか、はげましながら歩いているのかで全然ちがいます。
もし、近くで見ていて疑問に感じたら遠慮なく声をかけてもいいと思います。
できないなら、保育園名をチェックしておきましょう。
保育園名がわからなくても、子どもの帽子や保育士の服装や髪形、乗せているバギーなどの特徴でどこの保育園かだいたいわかります。
直接声がかけられないときは、役所へ相談するのもいいと思いますよ。
不適切保育の告発先は役所へ
不適切な保育を見かけたとき、できればその場で声をかけ改善できるようであれば改善してほしいですよね!
しかし、これは本当にむずかしいことだとおもいます。
園に投書できるようであれば、直接投書してもいいでしょう。
しかし、できないようであれば役所に相談するのもおすすめです。
不適切保育の具体例まとめ
今回紹介した不適切保育の具体例は、本当に私が見てきたものです。
不適切保育でさわがれていますが、一所懸命にがんばっている保育士もたくさんいます☆
保護者も子どもも安心して保育園にかよえる環境を、みんなで協力して作っていきたいですね☆
今回は、不適切保育の具体例について、やばい実態と対応の仕方や告発先を紹介しました!
みんなで子どもたちが安心して過ごせる環境を作っていきましょう☆